【応急処置】ボルボのエンジンオイル漏れ修理は高額!漏れ止め剤で治せる

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車検を目前にして、ボルボのエンジンオイル漏れを指摘されました。

ピットへお邪魔して漏れ具合を確認すると、アンダーカバーまでオイルまみれの状態。

車検前に下部洗浄をすれば車検は通せるとのことだったので一安心したものの、漏れている状態で走行するのって不安ですね。

後日、ゴムパッキン交換の見積りをもらったところ高額すぎて却下。

安く修理してくれる整備工場を探して3社に見積もった結果、どこも10万円くらいかかる

と言われました。

整備士さんと話しながら理由を聞いたところ、どうやら構造が複雑だから高額になるとのこと。

そこで貧乏人の救世主なるものが、エンジンオイル漏れ止め剤の存在です。

ということで、40万円で中古のボルボを購入したわたしが漏れ止め剤だけに頼って治せるのか検証をしました。

せっかく40万円で買ったのに、10万円もかけてたまるか!ということであれこれ手段を探した結果、漏れ止め剤と外部からスプレーで物理的にフタをしてしまう方法があります。

エンジンオイル漏れ止め剤などの添加剤は効果あるの?への悪影響も気になる・・・という方にピッタリの内容となっております。

本記事を読むことで、エンジンオイル漏れの原因とお金をかけずに修理した結果がわかります。

中古のボルボ

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目次

ボルボはエンジンオイルが超漏れやすい&気付かない

ボルボだけではないですが、輸入車のエンジンオイル漏れはよく聞く話です。

中でもボルボはゴムパッキンの劣化が激しいことで有名らしく、10年10万キロ走らずに漏れてしまいます。

ジャッキアップして確認すると大当たり。タンク周辺にオイルがしたたっていました。

ボルボは防錆とロードノイズ軽減のためにアンダーカバーが装備されているので、オイル漏れをしていても気づけません。

国産車のように駐車場にポタポタとオイル染みができればわかりやすいのですが…

高額なゴムパッキン交換は避けて、漏れ止め剤で治してみた

脱線しますが、エンジンの継ぎ目のゴムって、呼び名がいくつかあるのがややこしいんです。

ゴムパッキン・タペットカバー・ガスケット…

ということで、ここではゴムパッキンに統一します。

中古のボルボ

ボルボのゴムパッキンは交換するのが大変。

ゴムパッキンを交換するだけなのにエンジン上部についているあれこれをすべて分解しなければいけないボルボ、手間がかかるので修理費用が高額になります。

なんでこんな構造にしたのか、と整備士さんのため息と呆れた表情が忘れられません。笑

整備士さんから『パッキンごときで、うちも10万円も取りたくないよ…でも本当はもっと欲しいくらい…』

という気持ちが伝わったので、漏れ止め剤を添加するのはどうでしょうか?と質問したところ、ちゃんと効果があるようなので試してみることに。

はじめに試したのは、モリドライブのエンジンオイル漏れ止め剤。モリドライブはモリブデンというエンジンの潤滑剤を製造するメーカーでエンジンオイルも販売しています。

価格もお手頃で評判も高かったのでこちらにしました。

良く振ってから入れます。

粘度はエンジンオイルよりも少しトロっとしている程度でした。

また、直近では実験としてKUREのこちらを入れています。

パッと見ではエンジンのコンディショニング剤ですが、裏面の説明を読むと【シール性能を回復させて、オイル消費を低減。】と書いてあったので試してみることに。

モリドライブよりもドロッとしていて、みつあんず色でした。

はちみつくらいですね。エンジン内の汚れも落としてくれるようなので、燃費改善も期待できそうです。

ちなみにシールとは、ゴムパッキンとエンジンの密閉性を高める軟膏のような液体のことを指します。

直接ゴムパッキンに効果がある商品ではないものの、このシールに潤いを与えることで密閉性が復活するのでは?と思ったので試してみました。

気になる両者の効果の違いについては、次の章でまとめます。

エンジンオイル漏れ止め剤の使い方と効果

エンジンオイル漏れ止め剤の使い方

使い方は超簡単、オイル交換時に添加するだけです。

軽自動車の場合は半分ずつにして2回分、普通車は全量入れてしまってOKです。

入れた後は、10分程度アイドリングをするだけで完了です。とても簡単なのでだれでもできますね。

交換業者に依頼する場合には、事前にお願いして入れてもらうようにしましょう。

モリドライブとKUREを入れた後の変化

はじめにモリドライブを入れてしまった後なので、KUREに漏れ止めの効果があったかは微妙です。

結果としては、どちらも添加して2000km走行している間の漏れは止まっていました。

でも、2000kmに差し掛かったくらいからじわじわと漏れ始めます。ということで効果は一時的ということがわかりました。

必然的にオイル交換の頻度も高くなるので、クルマの健康維持にはちょうど良さそうな気がします。

エンジンオイル漏れ止めを使ったあとの効果は?

効果が出たかどうかをわかりやすくするために、パーツクリーナーでゴムパッキン周りの漏れたオイルをふき取っておきました。

ネットでは500kmくらい走ってから効果が出てくると書いてありましたが、添加直後から漏れた様子はなかったので即効性は高いような気がしました。

モリドライブはエンジン音も静かになり、走りもなめらかになったのを体感できました。

KUREはそのような体感はなく、漏れていないという効果だけといった印象。

オイル漏れを止めるのが目的だったのでどちらも入れてよかったと感じました。

ボルボのエンジンオイル漏れは、漏れ止め剤で完治した。と思ったら…

結論:混じりっ気のない綺麗なオイルに交換をしたら、また漏れてきた。

そうです。また漏れてきます。

注意点:オイル交換の度に、漏れ止め剤は必須!

ということがわかりました。

他の対策としては、オイルの粘度を調整する方法もあります。

メーカー推奨のオイルが「0w-30」とかなりサラサラなオイルなので、わたしは「5w-30」を入れるようになりました。

最適なオイルを入れるのがセオリーと言われていますが、これも手段として覚えておくといいと思います。

また、5w-30の方が一般的なオイルなので値段が安いというのも魅力です。

自分でオイル交換をしない&外車に乗っている方の場合は、1回のオイル交換費用も10,000円を超えると思います。

めんどくさいしお金もかかるから『そんなに頻繁に交換できないよ…』という方は、腹をくくってゴムパッキン交換をしてしまいましょう。

乗り換え時期まで延命できれば…という方は、しばらく添加剤を入れて誤魔化しながら乗り続けるのが良さそうですね。

どの程度のエンジンオイル漏れなら添加剤で治せる?

今回試した結果は効果ありでしたが、どの状態のクルマにも当てはまるわけではありません。

ということで、添加剤で改善する状態の目安をプロに聞いてみました。

ボルボ専門の整備士さん情報

『1000km走って1リットルくらい減るようだと、ゴムパッキン交換をしなければいけない。』

とボルボ専門の整備士さんが説明してくれました。

ということで、1000kmを目安にして判断するのがおすすめです。

オイル交換後にオイルゲージをこまめにチェックするクセをつけておくと、エンジンオイル漏れの程度がわかるのでぜひ実践してみましょう。

ちなみに、オイルゲージの規定値ラインの上から下までがおよそ1リットルですので、1000km走って上から下まで減ってしまう場合は漏れ止め剤は諦めてゴムパッキン交換をする。という具合で判断していただければ間違いないでしょう。

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。

中古のボルボ
ボルボアドバイザー
volvolove.comの代表です。
ボルボを専門に、クルマの魅力とよくあるトラブルについての情報を発信しています。
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