ボルボは洗練されたシルエット、上質なインテリア、そして何より安全性が高いことで有名なスウェーデン生まれの自動車メーカーです。そんなボルボのクルマには、ブランド独自の変わらないデザイン哲学が今でも息づいています。
本記事を読んでいるということは、あなたもボルボならではのスタイルや、北欧の文化に魅力を感じたということですね。
今回はそんなボルボの魅力に迫ります。
本記事を読むことで、ボルボ創設者の哲学から、スカンジナビアンデザインの魅力がわかります。
中古のボルボ
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私もボルボが大好きです。
さて、それではボルボのデザインを通して、スカンジナビアンデザインの魅力に迫っていきます。
ボルボの哲学、スカンジナビアンデザインの魅力に迫る
ボルボに学ぶ、デザインの心髄
ボルボは、デザインの面でもとても魅力的なブランドですね。創業者アッサル・ガブリエルソンとグスタフ・ラーソンは「人」を中心としたデザイン哲学を持ち、安全性を何よりも大切にしていました。
そのデザインはスカンジナビアンライフスタイルを反映し、今でも自然との調和を感じさせてくれます。
シンプルさと上質さが光る
ボルボのデザインは、「タイムレス」をコンセプトにしています。
XC90以降の現行モデルは120以上もの賞を受賞しているほど、世界中で高い評価を得ています。
その背景にあるのは、スカンジナビアならではのオーソリティ(伝統)、アクティビティ(活動)、クリエイティビティ(創造性)といった要素です。
さらにボルボは、プレミアムブランドとしての地位を高めるべく、一流デザイナーを積極的に登用しているようです。
その影響もあって、最近のインテリアの上質感はグンと向上しましたよね、飾りすぎることなく落ち着ける空間を演出する内装は、とっても上品で多くの人々を魅了しています。
シンプルなのが個性的で、飾らないし主張は決して強くないものの、部品一つ一つの質感すべてにこだわりを感じるため、オーナーの満足度が高いのもうなずけます。
ボルボに乗ったら、カスタムせずに純正ノーマルを楽しみたい・他の輸入車は欲しくなくなる。これもボルボのミニマルな思想に自然と影響されているのかもしれませんね。
スカンジナビアンデザインの歴史と未来
スカンジナビアンデザインの歴史
スカンジナビアンデザインは1930年代に北欧で生まれたデザインです。
特徴としては、機能的・シンプル・ミニマリズムを追求し、戦後には世界中で人気のデザインとなりました。
アルヴァ・アアルト、ブルーノ・マトソン、アルネ・ヤコブセンなどの著名デザイナーたちが、この潮流を牽引しました。
チェアなどの家具が有名で、「IKEAっぽい」と感じるあのデザインの原点と言えるでしょう。
いいですよねIKEA、ごはんも美味しいし。
とにかく無駄のないシンプルさと快適さが魅力
スカンジナビアンデザインの特徴は、余計な装飾を排除し、曲線と直線のシンプルなラインで美しさを表現することです。
自然素材やアースカラーを多用し、居心地の良さを追求しているから、まるで森の中にいるかのようなリラックスできる空間を演出できます。
北欧家具は、機能性とシンプルな美しさを併せ持っているため、とくに女性から人気を集めています。
この背景にあるのは、厳しい北欧の気候に適応するためデザインが進化してきたこと。デンマークの「ヒュッゲ」という居心地の良さを表す概念が、スカンジナビアンデザインの根底にあるのです。
1930年代というと、日本では昭和のはじめの頃ですよね。日本人には無い感性がスウェーデン文化が魅力的に感じる理由なのかもしれませんね。
個人的には日本の昭和モダンの風情もすごく好き。
進化し続けるスカンジナビアンデザイン
今後、スカンジナビアンデザインはシンプルさと機能性を守りつつ、持続可能性や環境配慮がより重要になっていくでしょう。新素材や新技術の活用により、より魅力的なエコ製品が生み出されていくことが期待されています。
また、世界中で人気を博しているスカンジナビアンデザイン。特にインテリアや家具の分野で影響力を発揮し続けています。シンプルさと快適さが、国際市場での競争力を高めているのです。
2024年のトレンドでは、意識的なデザインや鮮やかな色彩が注目されていますが、スカンジナビアンデザインはそうした新しいアイデアも取り入れながら、進化を続けていくことでしょう。ボルボのデザインにも、そうした進化の跡が見て取れます。
モノを大切に長く使うという美しい感性をクルマにも
ボルボは、大切にしたくなる、長く愛着をもって乗り続けられる、そんなとても良いクルマです。
大量生産・大量消費の恩恵で経済成長したものの、その代償として人の心はチープになり、大切な何かを見失ってしまったのではないでしょうか。
人間も動物です。自然を大切にし、自然と共存することで幸福を感じます。そこに余計な商品は不要なんです。
「ちょっとのお気に入りのモノだけを集めて大切にする。」
それがいちばん心地よい生き方なのだと、ボルボを所有して私も実感しました。
ご家族がいるご主人には、ぜひとも大切な家族とのひとときを、最高レベルの安全性で守ってくれるボルボと共にしていただければと思います。
今回はボルボとスカンジナビアンデザインの魅力についてお話しました。
スカンジナビアンデザインの魅力、いかがでしたか?
ボルボのデザインを通して、その魅力を感じ取ることができたのではないでしょうか。
これからも、時代とともに進化し続けるスカンジナビアンデザインに注目していきたいと思います。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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